過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
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44: ◆1aLDLrIdDo
2013/12/27(金) 01:48:27.19 ID:+CE/G0uj0


ファウスト「―――そして、後天的なモノと仮定するならば、彼女の記憶喪失にも幾論かの仮説が立てられます・・・」


それでも彼は少女をここまで運んできたアクセルに対する説明を止めない。
彼は、心の底から医者であり、彼の治療を求めて来た人間を中途半端に送り出す事は絶対に行わない。


ファウスト「これは私の推測ですが・・・この娘はその第三者たる何者かに戦いを強いられていたのでは無いでしょうか?催眠の類か、
もっと強力に―――或いは洗脳・・・どちらにしても雑な処置だったのでしょうね・・・彼女の心はそれに耐えられなかった・・・」

ファウスト「もし、今回の件が仮に引き金だったとしても・・・残酷な事を言うようですが、彼女は遅かれ早かれこうなっていたかもしれません」

ファウスト「ですから、アクセル君。君が思い煩う必要は全くありません」


説明が一通り終了し、ドクターの言葉を聞き終えたアクセルは、唯一言。


アクセル「―――ふぅん」


とだけ言って鼻を鳴らした。


アクセル「(成る程ねえ・・・)」


そうであるならば。

俺を見ていないあのうろんな瞳も。
支離滅裂な言葉も。
俺を敵として認識していた事も。
攻撃を食らってもすぐ動ける頑丈さも。

全てに合点が行った。

だが、それでも、だとしてもだ―――




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