46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/26(木) 22:14:51.61 ID:ez451QAf0
二人きりになった事務所。紘汰がPに尋ねる。
紘汰「なぁプロデューサーさん、この仕事って、大変じゃないのか?」
P「確かに大変だが、アイドル達と一緒に成長して行けるからな、達成感はある」
紘汰「ふーん…そう…なんですか」
みたところ自分と変わらないのに、とても「大人」に見えた。
P「紘汰さんは、大学生か?みたところ、そんな感じだが」
紘汰(ここで無職です!とはいいづらいな…)
紘汰「はい、大学2年です」
P「そうか、大学生をしながらダンスチームで仲間とダンス、うーん、絵に書いたような青春だ。羨ましいよ」
紘汰「プロデューサーさんは、違うんですか?」
P「…俺は家計が苦しかったから、高校を出てからすぐに仕事を探した。色々な所に面接に行ったが、高卒ってのは採用されにくい…」
P「路頭に迷いかけていたところを、社長にティンときた!なんて言われてスカウトされたんだ」
紘汰「不思議な人ですよね」
色が、と言いかけたがギリギリ踏みとどまる。
P「ああ、確かに不思議だが、その不思議さに俺は救われたんだ。この仕事で、アイドル達と一緒に頂点を目指し、社長に恩返しがしたい、そう思っている」
P「おっと、もうこんな時間だ。明日からお願いしますね」
P「ここに泊まるそうですが、戸締りだけはちゃんとお願いします」
紘汰「お疲れ様でした」
P「お疲れ」
一人きりになった事務所で紘汰は色々な思いを巡らせていた。
アイドル達は自分達の目標に向かい、社長や小鳥さんは全力でそれを応援している。そして、プロデューサー。彼は、自分よりずっと「大人」だな、と改めて思った。
紘汰「…今日は疲れたな。寝るか…優也、どこにいるんだ…」
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