過去ログ - 【咲安価】莉子「私と十五の『勝負』」【ほのぼのスレ】
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121: ◆tetWnihkA6[saga]
2013/12/28(土) 21:36:58.05 ID:E1ffFFOo0


神「ふぅー、何とか仲良くなったみたいだな……」


やれやれ、という感じで神様はこっそりその様子を見ていた。


神「後一時間ぐらいしたら初瀬を連れて行けばいいか……さて」


神様はそこで、もう一人の人物の様子を見に行くことにした。

先程莉子に執拗に「仲良くなってくれるか!?」みたいなバカ臭い発言をしていた理由は、実はもう一人の人物が関係していたのだ。


神「アイツは最初可哀想と思ったんだが……何だか最近は暴走してきてるな。しかしこっちが力を与えた手前、ルールを厳しくしてインフレを止めるしかない……」


ぶつぶつと呟きながら、神様は別の世界を覗き込んだ。


……

…………


――仮に、その人物をXとしよう。

神様から数週間前から例のドーピング力を授かったXは、その力を使って二つの能力に振りまくっていた。

『かしこさ』と『きようさ』。

その二つの内特に『きようさ』に振りまくったXは、今や部品さえあれば実在する大体の機械製品を製作できるようになっていた。

しかし、それでもXは止まらない。Xは莉子は初瀬と同じように、ある大きな目的があったのだ。


――これでは駄目だ。

Xはそう思いながら、つい先程製作した機器を放り投げた。

折角自分で作ったオリジナルの遠隔操作機だったが、これでは余りにも巨大すぎる。もう少し小型にしなければならない。

とは言っても、動かしたいものにセンサーさえ付ければ操作可能になるというのは中々よく出来たのではないかとXは思った。

家にあった家電では一応動作テストをしたのだが、しかしもう少し別のものでもしてみたかった。

……そうだ。折角やるならもっと巨大なもので動かしてみたいな……そう思い、Xはスマホを操作する。

もっと構造が複雑な物か、もしくはもっと巨大なもの……何か、何かないだろうか……。

しばらく調べていった時、Xはとあるものに行き着いた。

――これだ。場所は――神戸の、長田……。

知らない土地だったが、むしろそちらの方が自分のことを知らなくていいだろう。Xはそう思い、もう一度遠隔操作機に手を伸ばした。

それが自分の目的を叶えてくれるものだと信じて……いやぁ、Xとか言ってかっこつけてたけど「神戸市の長田」って所でなんかもう凄い庶民感溢れてますね!! 駄目だこりゃ!!






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