過去ログ - 【咲安価】莉子「私と十五の『勝負』」【ほのぼのスレ】
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162: ◆tetWnihkA6[saga]
2013/12/29(日) 18:17:09.39 ID:W5aizJtR0


顧問「す、すまんな……大会の下見やそうやから立候補して一緒に随伴しとったんやけど、この娘が話も聞かずに先に行きようから……」

淡「えー何この部室!? 和室!? すごーい!!」ピョンピョン

莉子「は、はぁ」


随分下見で来る人が多いなぁ、まぁそこそこ大きい規模の大会だもんな……。

そう思いながらも莉子は、こんなテンションの人間を下見に送り込んだ白糸台サイドの狙いが分からないでいた。


淡「やっぱすごいね! 一味違うや、大阪は!!」キラキラ

友香「ここは兵庫でー……」

淡「あ、そっか……まぁ、大阪でも大差ないでしょ!!」

澄子「失礼な……でも、どうしてこっちに来てるんですか? 東京からだったら大阪の方が近いのに……」

顧問「ああ、泊まる場所を紹介するついでにお前らの麻雀の相手してもらおうと思ってな。引っ張ってきた」

莉子「す、凄いことするんですね……」

顧問「お前らが強くなるためやからな。そりゃ割と何でもするやろ……ほな、大星さん。また帰りの時間になったら職員室来て言うてくれ」

淡「りょうかーい!」


それだけ言い残すと、顧問の先生はがらがらと戸をあけたてして出て行った。

後に残るはアホの子の淡ちゃんと――それの遊び相手であった。


淡「にしてもこの部室はすごいなー! ウチの学校の部室も、こんな風にしてくれたらいいのになー!」

淡「ていうかこれ茶道具!? 茶室!? へぇ、ここって茶道できるんだー!! 私やったことなーい!」ワクワク

淡「へぇー、漆塗りっていうのコレ? 結構高級品っぽい! これアレ? 京都的なもの?」

淡「あっ、着物があるー! しかもこんなにサイズがあるなんて、着たい着たーい!」


大はしゃぎする淡を、五人はなんとも言えない表情で見ていた。

「麻雀の相手になる」とかなんとか顧問の先生は言っていたが、この様子を見る限り全くそんなことはなさそうだった。




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