過去ログ - 【咲安価】莉子「私と十五の『勝負』」【ほのぼのスレ】
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◆tetWnihkA6
[saga]
2013/12/25(水) 20:32:22.13 ID:voZd6k3o0
神「……ないなぁ」
莉子「えっ」
神「ぜっんぜん、ないのだよ。君には才能というやつが」
――八月はもうとうに過ぎ去り、三年生が引退したその後。
もうそろそろ冬本番というその日、自宅で日課である『痛い自分語りが激しいポエム製作』をしていた莉子の目の前に、一人の神様が現れた。
莉子「えっ、ちょ、誰、誰ですかアナタ!? 不審者!? て、ていうかここに二階……」
神「まぁまぁ、ちょっと落ち着いてくれたまえ。早速で申し訳ないが、私は神様だ」
莉子「……え?」
困惑している莉子(と多分これを読んでいる方)を気にせず、神様は言葉を続ける。
神「嘘だと思うかもしれないし、色々ツッコミたいところがあるかもしれない……がまぁ、私の出番など非常に少ないのでここは我慢して、少し話を聞いてくれると嬉しいのだ」
莉子「は、はぁ……(こ、これって夢かな……)」
『小説家になろう』や『ハーメルン』ばりの超展開に直面した莉子は、とりあえず今の状況を夢じゃないかと思った。しかし今の状況での彼女の気持ちなんて、このスレにおいてさしたる意味を持たないので会話を続けることとする。
神「君は、未だに夏の大会で自分の責任で劔谷高校を負かしてしてしまったのに責任を感じているようだな」
莉子「うっ……って、ていうか、ポエムの内容を見たんですかっ!? は、恥ずかしい……」カァァァ
神「いや、ていうか君いっつもそのポエムをぶつぶつ音読しながら書いているじゃないか」
莉子「きゃ、きゃー! き、聞いてたんですか!? どうやって!?」
神「そりゃまぁ神だもの、何でも出来る。さて、そして君はさらに『自分から麻雀を取ったら何が残るのか?』とも思ったわけだ……そこで、最初の答えに戻る」
莉子「最初……? え、えっと、何て言ってましたっけ。ちょっと驚きすぎて聞いてなかったというか……」
神「ない」
莉子「えっ」
神「全然ない。皆無だ。安福 莉子よ、君から麻雀を取ったら何も残らない。あえて言うなら、その月刊りぼんとかの付録でついてきそうな花のカチューシャだけが残る」
莉子「……えっ」
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