過去ログ - 【咲安価】莉子「私と十五の『勝負』」【ほのぼのスレ】
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43: ◆tetWnihkA6[saga]
2013/12/26(木) 19:19:56.89 ID:1U7hIaka0


憧「……つまり、年末にある『全国麻雀フェスティバル in大阪』のついでに近畿のインターハイ出場校だけで親交会をするって話になって――」

莉子「し、侵攻界……」ゴクリ

憧「それで、今日は学校が早めのテスト休みだからその話をしにきた監督のハル……いやいや、赤土先生の付き添いでここに来たってわけ。といっても、偶々私だけ暇だったからなんだけど」

莉子「(ということは今日は高鴨さんはいないんだ……よかった……)」ホッ

友香「へぇー……でもそれならメールとか、電話で連絡してもよかったんじゃ?」

憧「あははは、本当はそうなんだけどね。ウチの監督の趣味ってやつ?」


明るく笑いながら――それにつられて友香や周りにいた他の部員達も笑っていたが、莉子は一切笑えなかった――憧は部室をぐるりと見渡した。


憧「それにしても、こんな広い和室で着物着て麻雀って凄いわね。まるで茶道部みたいだし」

友香「いやいや。実際冬本番になると寒いし、夏は夏で着物が暑いしで大変でー」

憧「ふふ、でも冬の寒さはこっちには勝てないだろうなー。こっちは山間部だから、酷いときなんか雪が膝の上まで積もっちゃって……」

友香「うわぁー、それは嫌でー!」ギャー

莉子「……」


先程の「穏乃がいない」発言によりやや回復した莉子だったが、しかし友香と憧の仲良さそうな会話には中々ついていけなかった。

それは先程の通り彼女達が莉子にとっては恐怖の存在であるという理由もあったが、また別にはそもそもこのカチューシャ娘が若干の人見知りであるという原因もあった。


莉子「(下手に会話に入ろうとして失敗すると、インターハイと同レベルの苦痛を味わってまた夜も寝るに寝れない日々が続いちゃうし……あれ?)」


莉子はそこで自分の同類を一人、憧の回りを囲む劔谷高校の人間達から見つけた。





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