過去ログ - 【咲安価】莉子「私と十五の『勝負』」【ほのぼのスレ】
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◆tetWnihkA6
[saga]
2013/12/27(金) 21:23:03.37 ID:wXT+Y/y/0
――と、いい感じで締めた筈のその一時間後。
莉子「……」
美幸「……」
梢「……」
友香「……」
澄子「……あの、皆さん私のことはお気になさらず……」
澄子は何故か、まだ鼻血をだくだくと零し続けていた。
美幸「お気になさらずって……さっきからずっと鼻血収まってないよね? 大丈夫なの?」
澄子「いやいや、もう余裕ですよ……ほらもう多分今止まったから手を離しても」パッ
ドバーッ…
澄子「……」ツマミッ
美幸「……」
澄子「すみません……雑巾取ってきます……」
美幸「そんなのこっちがするよ、もー!!」
床に零れた鼻血を目の前にしながら、澄子はしゅんとして謝った。
そんなお前が謝ることじゃねーよ、と思わないでもないが、しかし鼻血が一時間も続くのは明らかに異常である。
梢「これは……病院に行った方がいいんじゃないでしょうか……」フキフキ
澄子「そ、そんな大げさな……あ、どうもすいません拭いてもらって……」
友香「いや……そうでもないでー……」ポツリ
澄子「えっ?」
「大げさ」と言った澄子の発言に、友香が真剣な口調で言う。
その片手には、先程からずっと調べものをしていたであろうスマホが握られていた。
友香「鼻血が止まらない時には……白血病血友病高血圧特発性血小板減少性紫斑病肝機能障害副鼻腔がん動脈硬化などが考えられ……」
友香「色々あって澄子先輩は死んでまうのでー!!」ギャーッ
澄子「ちょ、ちょっと待って待って待って……やめてそういうの本当に……普通の鼻血でも不安になるから……」
畳み掛けるような友香の言葉に、不安そうに澄子はそう言った。
確かにどうでもいい症状を見逃した挙句重症に、というパターンは様々な病気のなり方というものの中でも最も恐ろしいものである。
そういえば
>>1
も割とトイレ近くて喉もよく乾くから、一時期自分が糖尿病だと思ってた時期がありました。でも良く考えたら「喉かわく」→「水飲む」→「トイレ行く」って当たり前ですよねってどうでもええわこんな話。
莉子「で、でも友香ちゃんの言う事はオーバーだったとしても、やっぱり一時間鼻血出っぱなしというのは変なのでは……」
澄子「だ、だから大丈夫だってば……あと三十分もしたら止まるよ、絶対……」
美幸「(三十分しないと止まらないんだ……)」
地味に長い時間を設定してきた澄子を、四人は何とも言えない視線で見た。
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