過去ログ - 提督「戦いが終わり……」
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39: ◆2XlUWYio/6[saga]
2013/12/26(木) 15:08:14.09 ID:R02IaZSs0


提督『一応聞いておきたいんですけど、俺のこと何て説明されました?』

鳳翔「ええと……」

鳳翔「深海棲艦撃破の功績を讃え、本部の重役の席が用意されたと聞きました」

鳳翔「……そしてそれに提督が嬉々として応えたということも……です」

提督『やっぱりそう聞かされてましたか……皆と同じですね』

鳳翔「……違うのですか?」

提督『……はい』

提督『俺の方は艦娘全員を解体するのに時間もかかるし、今まで働いてくれた分ゆっくりと休暇を楽しんで欲しいって言われたんですよ』

鳳翔「……ちょ、ちょっと待って下さい」

鳳翔「私達は解体に関しては選択権があると言われました」

鳳翔「海軍に従事するなら艦娘のままでいてもいいと……」

鳳翔(……それでほぼ全員が解体を選んだんですよね)

鳳翔(『提督が居ないなら』って……)

提督『……つい最近知った話なんですけど、本部は俺が艦娘を指揮して、反逆を企てようとしているんじゃないかを警戒していたらしいんです』

提督『だから俺と艦娘を引き離して、その間に事を進めてしまおうと考えたんでしょうね、あはは』

鳳翔「わ、笑いごとではありませんっ」

鳳翔「…………連絡しようと思えばすぐにでも連絡出来たはずですよね? しなかったのは何故ですか?」

提督『…………休暇に入って1週間くらい経った頃ですかね』

提督『上から艦娘全員が解体されたことと、俺の処遇が決まるまで他者と連絡を取らないよう言い渡されたんです』

鳳翔「他者との連絡の禁止、ですか……」

提督『俺の出世は間違い無しでしたから。軍部の複数の勢力が秘密裏に取りこもうとしてくる可能性があるからって言われました』

提督『……警戒するべきでした。深海棲艦を撃破したことで気が緩んでいたのかもしれません。……ただの言い訳ですね、すみません』

鳳翔「いえ、提督のせいでは…………そんな事情があったんですね……」

鳳翔「そうなると今連絡出来たのは一体……」

提督『……俺、出世蹴ったんですよ』

鳳翔「えっ」





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