21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/26(木) 00:49:59.05 ID:o8pVI9gK0
シャンシャンシャンッ
飛鳥(空を覆う白い雲の中に、彼女達が駆け出していく。心地の良い鈴の音を響かせながら、黒い座標となって空を駆けていく。
動力が何なのかと考える余地も無い程、滑らかにゆっくりと彼女達は空を飛んでいた)
飛鳥(空には星も何も光っていない。薄汚れたアスファルトとビル群が列を成し、人工の光だけが轟いているような背景の中に、
特異な彼女達が居た)
飛鳥(その光景は……幻想的だの綺麗だのと、そういうものを遥かに超越したような光景だった)
飛鳥(例えば絵画を見た時、美しいだとか悲しい気分になるとか、そう言った感情のようなものが湧きあがるはずだ)
飛鳥(けどこの光景は……そういうものを考えてる暇なんて与えてくれなかった。
自分の地盤が根底から覆されてしまうような、そんな錯覚を覚えてしまう)
飛鳥(ただボクの前に凛然と、そんな光景があった)
P「……まぁ、俺もさ」
飛鳥「?」
35Res/23.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。