93: ◆IpxC/P/Kzg[saga]
2013/12/26(木) 15:39:09.12 ID:254l1QJ3o
【ユッキを介抱】
姫川友紀を介抱中の俺である。
キャッツは友紀の激しい応援のかいあり見事に大差をつけ勝利した。
祝賀会と称して一杯開けたらいっぱいいっぱいになったというわけである。
「あー、プロデューサー、ごめん」と横になっている友紀をうちわで扇ぐ。
「あたし、飲み過ぎちゃったかなっ、あはは……」
『飲んでも飲まれないようにしないとな。もう少しそうしてていいぞ』
「ありがとー」と気持ちがよさそうに俺に膝枕をされている。
ぱたぱたと扇ぐ俺の腕の疲れもなかなかに来ているが、彼女のためだ。
何か下心があってそんなことをしているわけじゃ……わけ、では……何だこれは。
「ううん」と苦しそうに胸に手を当てるユッキ。お胸の谷間がこちらからでは丸見えではないか。
下心はない。見えてしまっているだけだから偶然でありたまたま目に入っただけである。
そして引き続きたまたまずっと目をやっているだけである。
「あたし、少し寝ていい? ごめん」としおらしく謝ってくる。
その友紀の表情にすぐ我に戻る。俺は金属バットを生成している場合ではない。
そろそろ超合金になりそうなので鎮めようと思っていたらユッキは運悪く……いや良く寝相が悪い。
「……バット?」
違うよ。それはバットじゃないね。
いけないと思い手をどける。そして「やめて」と言うかのごとく握り直す。
そんなことを続けていけばもうそろそろヤバイのは必然である。
申し訳ないが座っていた席の座布団を折りたたみ枕にしようと思ったときだった。
主に俺の事情で仕方がないのでユッキを全力で引き剥がそうとしたときだった。
「んー!」といやいやするかのごとく今までで一番強く握られてしまった俺は。
サンキューユッキ。
おわり
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