過去ログ - 幸子「12cmの贈り物」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/26(木) 02:47:38.44 ID:UHZTgUVzo
 いつものように、ふふん、と鼻を鳴らし、プロデューサーさんの顔を覗く。精悍な顔立ちとはほど遠い、男性にしては少し幼気ある顔立ち。長い前髪、黒ぶちのメガネ、その奥にある疲れきった瞳。そして決してかっこよくはない風貌。

 プロデューサーさんは不機嫌そうな顔をしてようやくこちらを向いた。

「……だから?」

「ボクとプロデューサーさんの距離のことです」

 そう言うとよりいっそうむっとした顔をして、ぶっきらぼうにプロデューサーさんは呟いた。

「それは、なんだ。言わない約束だよね」

「そうでしたか? それでも事実は事実ですからね。ボクがカワイイのと同じように、プロデューサーさんもプロデューサーさんです」

「流石に怒るよ」



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