17: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2013/12/26(木) 19:13:38.91 ID:zDQpLJAAO
犬「くうん……」(このままでは……)
犬(僧侶ちゃんは主様の友であった……俺にとっても……)
犬(このまま失うわけにはいかない……)
犬(……そうだ、確か……)
魔法使い『竜の血肉は――』
犬(……行くか!)ダッ
魔法使い「ん……? 犬は?」
女剣士「え? いない?」
女剣士「いつものように野宿しているのか……?」
犬は走っていた
森を駆け
川を泳ぎ
山を駆けた
犬「うー。」(そういえばどこにいるか知らんかった)
しかし犬は走った
山を下り
川を泳ぎ
森を駆け
そして、洞窟を見つけた
魔法使いは確か、魔王の使いを倒す前に竜を、と言っていた
わりと町の近くに竜の巣が有ったからかも知れない
それに犬の鼻に、生臭い大蛇の臭いがまとわりついてきた
犬(俺の鼻なら迷うことはない)タッタッタッ
(俺の足ならすぐにつく)タッタッタッ
(俺の牙なら倒せるはず)タッタッタッ
タッ(いたか!)
竜「グルル…………犬か…………珍しい…………なんの用だ…………」
犬「ワン!」(恨みはないが)
犬「ワン!ワオーン!」(大切な友のため!死んでもらう!)
竜「……小癪な!」
41Res/37.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。