25: ◆J9pjHtW.ylNB[sage saga]
2013/12/26(木) 20:04:03.24 ID:zDQpLJAAO
やがて、旅立ちの日から季節が一巡りし、春の月になった。
最後の町にたどり着いた一行
僧侶「ついたー!」
女剣士「お疲れ様、僧侶」
魔法使い「ここを抜けたらもう魔王を倒すだけ。心残りがあるなら、今のうち。」
僧侶「ん、えっとね」
女剣士「なんでも言って。僧侶の言うことならなんでも聞いてあげる」
僧侶「もうすぐゆうしゃさまの命日だから、最初の村に帰ってお墓の掃除してあげたいの」
魔法使い「いいよ。帰還魔法。」
女剣士「えっ、ちょっ、まっ、うわっ!」
シュン
――勇者の村――
女剣士「ちょっと相談してから飛べよ!」
魔法使い「なんでも聞いてあげるって言った。」
女剣士「言ったさ、言ったけども!」
僧侶「あははっ!ありがとうお姉ちゃんたち!」
魔法使い「(もう帰れなくなるかも知れないのよ。私達の都合で。)」
女剣士「(……分かってるよ)」
僧侶「?お姉ちゃん?はやくいこー!」
僧侶「……村、あのころのまま……」
女剣士「……盗人くらいしか来てないんじゃないか?勇者を匿うための村だから仕方ないのかも知れないが……」
僧侶「勇者様のお墓を掃除したら、荷物を整理してきます」
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