過去ログ - 犬「オリハルコンの牙」
1- 20
9: ◆J9pjHtW.ylNB[saga]
2013/12/26(木) 18:50:01.89 ID:zDQpLJAAO
再開

勇者は咄嗟に犬を庇った

爆熱と閃光が、全てを焼き払わんと、その空間を、……埋め尽くした……




犬が目覚めると、そこは焦土であった


犬「……く〜んく〜ん(主様はどこだ……?)」


辺り一帯、何もなかったが、勇者の剣が落ちていた

勇者父から譲り受けた剣だ。


その近くにはオリハルコン製の犬の牙のような物が落ちていたが、不幸にも犬にはそれが何かは分からなかった。


犬(……主様……亡くなられたのか……)



ザッザッザッ


女剣士「ここが勇者様の村?……なんてひどい……」

僧侶「うっ……ううっ……ゆうしゃさま……ふぇえ……」


魔法使い「ちょっと〜。ここに剣落ちてますけど。砕き散らかしていい?」

女剣士「何でだよ! お前は何でも壊しすぎなんだよ! ……良い剣だな。私がもらう。」

僧侶「……これ、ゆうしゃさまの……」

女剣士「!!……まさか……」


村の入り口で壮絶に散ったであろう勇者父の亡骸を見た時から、不安はあった。

しかし現実にそれを見てしまうと、僧侶は心の平静を失い、泣き続けた。



――その頃、犬は山を駆けていた。


犬「はっはっはっ……ウオーン!」(どこにいる……どこだ!)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
41Res/37.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice