497:赤春巻き[saga ]
2014/05/24(土) 23:43:22.55 ID:wSY4+XkI0
なにより。戦場ヶ原に忍になのちゃんに歩み歩み歩み寄られた怠書物はたまったものではないだろう。
女子に囲まれているから嬉しいとかそんな感情ではない。この三人に囲まれて、何をされるか分からないという不安感で心臓が満ちあふれているのである。
戦場ヶ原、忍は言わずもがな。なのちゃんも以外と怖いことやりそう言いそうな感じである。その視線は恐ろしいことだろう。
「─ご」
怠書物は何か言いかけた。僕にはこいつがなんていうかなんて大抵予想出来てはしまったが...。
「─ごめんなさい」
異世界へと移動させるというハイスペックな怪異ではあるが、実力が伴ってなかったのである。そもそも怪異に習ってつくような実力があるのか分からないけれど。
人間に謝罪した。降伏した。
こいつもまた、ヘタレだったのだろうか。声質からそんな雰囲気を感じさせる。
僕のように、ヘタレか。
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