過去ログ - 一方通行「痴女ファッションと垣根帝督と俺」 -SS速報VIP

過去ログ - 一方通行「痴女ファッションと垣根帝督と俺」

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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/27(金) 16:15:17.54 ID:7PugKHHh0
「ちまちま戦うなんて面倒くせえな。世界でも終わらせてやるか」

宣言通りだった。
直後に、全てが壊れ─────、

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/27(金) 16:16:28.93 ID:7PugKHHh0
世界が死んでいる。
正しくそう表現するのが適切に思える光景だった。
見上げれば空は雲一つ浮かんでおらず漆黒に染まっていて、
見渡せば色の抜けたような白で埋め尽くされた殺風景な荒野が広がっている。

以下略

3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 16:21:06.52 ID:7PugKHHh0
彼女の右手の中にある霊装の名は『主神の槍』。
神にも等しい力を持つ魔神の唯一の欠点である『無限の可能性』…要は成功する可能性と失敗する可能性を均等に孕んでいるという特性を、
成功する可能性に傾けさせる為の霊装である。

その槍の製造の際、紆余曲折とあって彼女は『100%の成功』と同時に『100%の失敗』をも手に入れたのだが…

以下略

4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 16:27:01.09 ID:7PugKHHh0
色のない大地に溶け込むような、白い少年がいた。
雪のように白い髪は乱れている。
整った顔立ちは苦悶に歪んでいる。
そして、触れれば折れてしまいそうな危うさを感じさせる体は大きな血溜まりの上に浮かんでいる。

以下略

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 16:33:10.63 ID:7PugKHHh0
その時。
音が聞こえた。
彼が正常な状態なら、こう判断しただろう。
こつこつ、という硬質な音。
より正確には、ブーツの底が鳴らす音がこちらへ近付いて来ている。

以下略

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 16:39:36.29 ID:7PugKHHh0
色の抜けた地面に亀裂が走り、大気が滅茶苦茶に掻き混ぜられ、遅れて爆音が炸裂する。
しかしそれすらも余波に過ぎない。
一方通行は自らの脚力のベクトルを操作し、最短最速で眼前の少女へと突撃していく。
怪物の魔手が、少女を肉塊に変えるべく突き刺さる。
その寸前に。

以下略

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 16:46:07.60 ID:7PugKHHh0
「ぐ………がァ……ッ…」

胸の辺りから全身に、押し潰されるような感覚が広がっていく。
単純な痛みによるものではない、もっと別の異様な重圧。

以下略

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/27(金) 16:47:42.97 ID:ObXRS3DFO
オティヌス！オティヌスきた！
期待

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/27(金) 16:50:34.61 ID:XPqT0Fi80
反射ごときで生き残れるわけないとおもうが……とりあえず期待かな

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