15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 22:28:40.29 ID:tbU5Gi1V0
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車から降りた俺と響子は、迷いのない足取りでアパートの廊下を進んでいく。
何度も歩いた場所だ。目をつぶってだって行けるくらいに。
勿論、響子も。
俺たちが特別な関係になってから、響子が俺の家を訪れた回数は数えきれない。
「あ、先に入りますね」
「ん? ああ」
俺が鍵を開けると、部屋に上がろうとする俺を響子が制した。
「おかえりなさいっ!」
「………ただ今、響子」
俺を制して先に入った理由はこれだ。
うちに来た時はいつもそうだ。
こんな洒落たこと、いったいどこで覚えてくるのだろうか。
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