19: ◆8101018AdQ
2014/01/02(木) 12:14:23.78 ID:191kvZMno
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結局、昨日はあまり眠れませんでした。
真姫のアドバイス通り、詞をつくろうとしなかったせいか、幾分体は楽なような気はします。
眠気や気だるさに邪魔されて、やたらと授業に集中できません。
まあ、この単元はさほど難しいものではないので、家で復習したらなんとかなるでしょう。
穂乃果は……今にも寝そうに首をこくこくさせています。
そういえば、昨日ことりが私に穂乃果についてどう思うか、なんて質問してきたことを思い出します。
穂乃果がもし私と恋仲だったら、どんな関係になるんでしょうか。
少しだけ、想像してみましたが、正直今とあまり変わらない気が――。
それほど仲が良い、ということでしょうか。
ことりはというと、先生の話に時折あいづちを打ちながら熱心にノートを取っています。
と、思いきやことりの手が妙な曲線を描いたり、ぐるぐると回ったり……。
落書きでしょうか?それでもテストの点数が悪い、ということはないのでいいかな、とは思いますが。
ふと、昨日の告白の情景が脳裏に浮かび、少し体が熱くなってしまいます。
朝に出会ったときはなんとなくぎこちなかった私とことりでしたが、穂乃果がうまく話題を出してくれるお陰で、学校に着く頃には普段の調子に戻った……と思いたいところです。
そもそも、ことりはいつから私のことを恋っていたのでしょうか。あと、そのきっかけも。
昨日の帰り道は、時折どちらからともなく会話が始まり、またどちらからともなく会話が途切れ――。
結局、そのことについて聞けずじまいになってしまいました。
どうしたものかと思案に耽っていると授業の終了を告げるチャイムが鳴ってしまったので、席を立ちました。
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