24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:26:32.15 ID:FDEG8sET0
彼女は校庭を迂回して校門前に向かっていた
向かう先にあったのは黒い車と、その傍に立つ紺のスーツを着た人
なにやら電話で話してるようだ
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:30:57.55 ID:FDEG8sET0
P「っと、早かったな？」
まゆ「今日は出迎えだったので、早く準備しちゃいました」
P「それはいいけど、あまり外では腕組まないようにしろよー？」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:33:03.15 ID:FDEG8sET0
P「おや…君は……？」
すでに息を切らした俺と目が合う
「あっ…」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:36:03.17 ID:FDEG8sET0
車にエンジンがかかる
後部座席の窓ガラスは暗転していてよく見えないが、シルエットが前の座席に乗り出しているのがわかる
スーツの人は顔だけ振り向いて、談笑している
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:37:57.08 ID:FDEG8sET0
今まで見たこともないような笑顔だった
おおよそ、学校では見たことのないような笑顔
きっと、あの人が彼女の言っていた人だろう
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:40:17.56 ID:FDEG8sET0
「……あ」
今、気付いた
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/28(土) 23:41:10.67 ID:pnWb23Rf0
学生視点でNTR
P視点で優越感が味わえるな
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:42:58.24 ID:FDEG8sET0
次の日から、俺から彼女に話しかけることはなくなった
彼女は今日も変わらないまま
携帯を眺め、小さく微笑んでいる
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:43:36.77 ID:FDEG8sET0
今俺は、一枚のライブチケットを握って、会場に立っている。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:44:02.99 ID:FDEG8sET0
これにて終了です
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/28(土) 23:45:25.95 ID:AaTy3Ym3o
乙です
切ないなあ…
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