過去ログ - 「佐久間まゆという転校生」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 22:49:13.97 ID:FDEG8sET0
そんな彼女だけど、休み時間や昼休みなど、時間を見つけては携帯を眺めている時があった

昼休み、男友達と昼食を食べている中、女子の集まりの中に彼女はいた

覗きの趣味はないけど、友人と談笑しつつ、チラリと彼女を見る
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 22:50:02.92 ID:FDEG8sET0
女子「まゆちゃんどうしたの?さっきから携帯と睨めっこしてるけど」

まゆ「うーん…いい返事が思いつかなくて…」

女子「返事?誰かとメールしてるの?」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 22:50:34.98 ID:FDEG8sET0
なんということだ…。もうすでに好きな人がいるなんて…

口の中に入っている購買で買ったパンの味が途端にしなくなる

あたりを見回す、携帯をいじってる男子はいない
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 22:52:37.98 ID:FDEG8sET0
好きな人がいるとわかったその日から、彼女のことがより一層気になるようになった

俺は相当意地が悪いのかもしれない。でも、それでも彼女のことが気になった

もしかしたらあまり入れ込んでほしくない話だったから、
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 22:54:39.47 ID:FDEG8sET0
彼女が転校してきてから一ヶ月

諦めないことがいいことなのか、功を奏したようで

彼女と普通に会話できるところまでいくことができた
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 22:56:56.45 ID:FDEG8sET0
それに、彼女はあまり出席率はいいほうではなかった

病気がちというわけではないようだが、なにか外せない用事があるとのこと

そんな日は、俺が取ったノートを貸したりもした
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 22:59:02.34 ID:FDEG8sET0
「佐久間って前に読者モデルやってたんだよな?」

まゆ「えぇ、そうですよぉ」

「上手くいってたんだろ?」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:01:09.64 ID:FDEG8sET0
まゆ「誰かのために、するべきことが見つかったというか…」

「へぇ……誰かのために、ねぇ…」

「それってさ…」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:02:46.06 ID:FDEG8sET0
彼女と知り合う上で、わからないことも増えた

以前よりは確実に仲良くなっている。大抵のことは知っている…はず

なのに、一定のところまでくると急に彼女のことがわからなくなる
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:05:52.61 ID:FDEG8sET0
よくよく考えれば、少し仲良くなれば誰でも知り得るようなことしか知らないじゃないか

会話はたしかに増えたが、どれもほんとに当たり障りのない日常会話だけ

あまり彼女に入れ込んでいることを周囲に知られたくないという俺のプライドが
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/28(土) 23:07:53.59 ID:FDEG8sET0
彼女が転校してきてから数ヶ月、彼女はすっかりクラスの一員として溶け込んでいた

他のクラスでも、名前を知らない人はいないほど

俺はというと、未だに晴れない気持ちを抱いたまま過ごしていた
以下略



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