過去ログ - まどか「夢の中で仁美ちゃんに会ったような」仁美「私ですか?」
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42: ◆.cSmHpEj/3LD[sage saga]
2013/12/29(日) 21:53:36.77 ID:RktqulMAO


さやか「……うん??仁美、あんた何言ってんのさ。仁美は今ここにいるじゃん」

仁美「ええ。いますわね」

まどか「じゃあお茶のお稽古はお休みしちゃったの?」

仁美「いいえ。向こうの私はちゃんと出席していると思いますわ」

さやか「向こうの……私?」

まどか「どういう意味?それじゃあまるで仁美ちゃんが二人いるみたい……」

仁美「みたいと言うかその通りと言いますか……」

杏子「言い難けりゃあたしが説明してやるよ。なあ、あたしがどうして仁美を『半人前』って呼ぶか知ってるか?」

さやか「魔法少女見習いって意味じゃないの?まだ経験不足で足手まといって意味でしょ」

杏子「いいや。あたしと仁美の魔法少女としてのキャリアは大して変わらない。あたしも仁美も小さな頃から魔法少女をやって来た」

まどか「小さい頃から……?」

さやか「ウソ……あたしたち小学生の頃からずっと一緒だったじゃん!?」

仁美「……それは。もうひとりの私でして……」

杏子「まだ小学生の頃、仁美は願いを叶えて魔法少女になった。だが仁美の願いは歪んだ形で叶えられちまった」

まどか「願いが……歪んだ形で?」

仁美「シヅキヒトミは願いを叶えたあの日、二人に分かたれてしまいましたの。ひとりは願いを叶え幸福で恵まれた人生を送る少女として。もう一人は私……魔法少女としての義務を背負わされた運命の奴隷として」

まどか「そんなっ……!じゃあわたしたちがずっと一緒にいた仁美ちゃんは……」

杏子「そっちの仁美も本物。今ここにいる仁美も本物。ただしどちらも『半人前』ってわけさ。元々一人の人間が二つに分かれたんだからな」

さやか「そんな……ことって……っ」




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