過去ログ - まどか「夢の中で仁美ちゃんに会ったような」仁美「私ですか?」
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84: ◆.cSmHpEj/3LD[sage saga]
2014/01/10(金) 09:12:41.16 ID:BmqR4TiAO

さやか「ど、どうしたの急に……?」

母親「私たちも名残惜しいけどそろそろ行かなくちゃ……それじゃあ本当にありがとうね」

まどか「あ、待って……!」

さやか「まどか。あんまり引き留めちゃ……」

まどか「……うん……でもこれ……」

さやか「宝石みたいね……なぎさちゃん、こんなものどこで手に入れたんだろ」

まどか「……綺麗な色。……でも、すこし黒ずんでる」

さやか「大丈夫だって。まどかが預かってればいいじゃん。それで次に会った時に渡せばいいよ」

まどか「そう……だよね。でも……なんだか……このままじゃ、いけない……ような……」



〜風見野郊外・植物園『スリーピング・ビューティ』〜


仁美「……お客様。当園はまもなく閉園時刻となります。出口へお急ぎ下さい」

杏子「シャクッ……なんだよ。ケチくさいこと言うなって。せっかく遊びに来てやったんだから……シャクッ」

仁美「その林檎……どこで手に入れたか言ってみて下さいます?」

杏子「ん?そこの木になってたやつだけど?……シャクッ」

仁美「杏子さんってバオバブみたいな方ですわね」

杏子「バオバブ?『星の王子様』のやつか?星から栄養を吸い尽くしてまるごと食べちゃう腹ぺこ植物の……」

仁美「ええ。このままだと園内の植物、全て食べ尽くされてしまいそう。新芽を食べたり幹の樹皮を剥がしたり……」

杏子「あたしゃ鹿か!?そんなわけないだろ。木の実しか食べないよ。それに、こんなにたくさんあるんだから少しぐらい負けてくれたって……シャクッ」

仁美「ハァ……止める気がないならせめてお代くらい戴きたいですわ」

杏子「悪い悪い。けどあたしはお金なんて持ってないし。あたしが持ち歩いてるもので価値があるものなんて……これぐらいなもんさ」

仁美「……そのソウルジェムでお支払いをして下さるの?」

杏子「へっ、お釣りが用意できるんならね」

仁美「園内の林檎、一生食べ放題できる権利と交換……というのは?」

杏子「その権利は魔法少女の自由に含まれてる。取り引き材料にゃならないね……シャクッ」

仁美「ハァ……そもそもあなたのソウルジェムを私が手に入れても何の使い道もありませんし……」




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