過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[sage saga]
2014/03/10(月) 00:51:39.36 ID:Rd5BRNQM0
そして自分は実験の協力者でもあり、雇い主でもあるレミリア・スカーレットと、
その妹であるフランドール・スカーレットと出会うことになる。
二人の住む屋敷に住み込みで働く生活は、学校で普段行われている実習よりも一味も二味も勝手が違った。
普段の学校における実習は、学園都市内の定められた場所を数日置きにローテーションしていくものだ。
あらゆる場所での仕事をこなせるようになることが目的なので、特定の場所に長く滞在するということは殆ど無い。
一つの場所に慣れてしまうと、仕事場が変わった時に本来の力が出せなくなってしまうからである。
それに対してこの卒業試験は、『勤務期間1年』という普通ならば考えられない長さの時間を雇い主の下で過ごす。
しかも住み込みなので、実質的にその雇い主の家族の一員という立場になるという点が、
あくまでも従業員という立場になっている、学校における実習との相違点だろう。
他にもあらかじめ業務が決まっている実習とは違い、卒業試験での仕事は雇い主の生活の仕方によって変化する点や、
その都度自分の頭で考えて仕事をこなしていかなければならないという点もある。
ただ他人に命令されるだけではなく、自分から率先して仕事に取り組くむ姿勢がこの試験には求められるのだ。
当初はその勝手の違いによって何度か失態を犯してしまったが、
それを何とか乗り越え、今では主に十分に信用される立場なった。
しかし、主の妹であるフランドールはまだ自分に対して心を開いておらず、ほぼ赤の他人の状態になっている。
レミリアの命令の下、彼女を逐一監視しているが、実際に面と向かって話したことは数えるくらいしかない。
その時に交わされる言葉も業務の上でのことであり、私的なことで会話をしたことは一度もなかった。
何故自分の主は自分に対して妹の監視を命じたのか。
気にはなるが、下手に家庭の内情を詮索するのは礼儀に反することである。
いつか主自身の口から語られるだろうから、その時が来るまで待つのが最善だろう。
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