過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[sage saga]
2014/03/17(月) 01:02:05.79 ID:Q7DrCTuS0
彼に対して命を危険に晒させてまで、何かを成し遂げてもらおうなど思ったことは一度も無い。
仮にそうすることが必要な状況になってしまったとしても、皆で協力すればいくらか危険を減らすことはできるはずなのだ。
それだというのに、いつも周りの忠告を聞こうとはせずに一人で走って行ってしまう。
彼は自分の身に何か起こった時に周りがどんな思いをするのか、これっぽっちもわかっていないのだ。
一方通行だけでなく、犬猿の仲であるステイルにでさえ再三言われているというのに、未だに改める気配はない。
『自分が不幸になることで周りが不幸になる』という負の連鎖。
自分が不幸になることを許容してしまった彼に、このことを気付かせるにはどうしたらいいのか。
その答えを見つけるにはまだ至っていない。
上条「……ん? どうしたインデックス、喰わないのか?」
ようやくインデックスの異常に気がついた当麻が、彼女に対して食事を促す。
食べていないのは自分も同じだというのに、その事実を棚に上げて催促するのだ。
本当に自分自身に対しては無頓着だなと毎回思う。
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