過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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346: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/07/27(日) 23:26:06.47 ID:zgeN/1gp0

攻撃し、躱され、反撃を受ける。これまで何度も行ってきた動作だ。
御坂妹の傷は、このサイクルの過程で付けられたものである。


今回は反撃を躱すことができたが、次もできるとは限らない。
襲撃者の反撃も唯のナイフの投擲ではなく、時間差で複数投げたり、多方向からだったりと変化を付けてきている。
疲労で集中力が途切れかけている状態では、今後相手の攻撃の変化に対応していくのは難しいだろう。


早急にけりをつけたいところだが、襲撃者は電撃を警戒してか、こちらには一切近寄ってこようとはしない。
ナイフを投げるだけの、遠距離のみの攻撃しかしてこないのだ。
こちらから近づいて攻撃を仕掛けようにも、空間を移動されて常に距離を保たれてしまう。
御坂妹の手が届かない場所から、ジワリジワリと体力を削っていく魂胆のようだ。


恥を忍んで撤退することも考えたが、相手が『空間移動』のような能力の持ち主である以上、逃げ切ることは困難。
相手の思惑がわからない以上、向こうから見逃すという展開も期待すべきではない。


立ち向かうことも、引くことも難しい危機的な状況。
この状況を打開するために彼女は相当頭を回転させているのだが、それとは別に気にかかることがあった。




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