過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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399: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/08/11(月) 00:21:27.37 ID:9PBRPR710

『電撃使い』は自在に電気を発生させることができると言われているが、ただ発生させるだけでは攻撃手段にはなり得ない。
何故ならば、ただ単純に放電しただけでは近くの物体に電撃が引き寄せられてしまい、
自身の目的とする場所に命中させることは難しいからである。
膨大な電位差が生じている場合はその限りではないが、普通は何らかの方法で電撃が進む方向を矯正する必要がある。


そこで美琴に限らず、多くの『電撃使い』はその問題の解決策として、
自身の伸ばした腕の向きを基準に電撃の進行方向を決めている。
途中で電撃の進む方向を変更したい場合も、自身の腕を基本として行っているのだ。
この動作を行わずに電撃を命中させたいのであれば、通常の倍以上の出力でもって能力を行使しなければならない。


しかしそこまでの出力になってしまうと、直撃した際において相手の人体に深刻なダメージを与えることになるだろう。
微弱な電流による感電であれば熱傷や神経の一時的な麻痺で済むが、
強力な電流になると心室細動、もしくは心停止を引き起こし、高い確率で死に至る。


佐天や御坂妹を傷つけられたことに対して怒りを覚えてはいるが、咲夜を殺したいというわけではない。
第一、美琴はどんなに激昂しても絶対に人を殺すことはできないのだ。
それが彼女の本質であり、大半が学園都市の深い闇に囚われたことがあるレベル5の中で、
彼女が表の世界でまともに生きていくことができている理由にもなっているのである。




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