過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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717: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/01/12(月) 23:46:03.88 ID:S3Tdxt4N0

ロータスの言葉を聞き、ヘンリーはただ一言だけそう呟く。


『研究の凍結命令』。それはその言葉通り、魔術師が行っている研究を今後一切禁止させるというものだ。
魔術師にとっては自身の生き甲斐とも言えるものを奪われるも同然のことである。
そして、その判断を下された当人への衝撃は計り知れない。
魔術師としての年季が入っている者ともなれば、それを聞いた瞬間顔が絶望の色に染まるだろう。


しかし何故か、ヘンリーはその知らせを聞いてもさほど心を乱したようには感じられなかった。
その表情からは、僅かにではあるが『案の定そうなったか』という感情と、
『やはりそうなってしまったか』という二つの感情だけが読み取れる。
おそらく彼は、前々からこうなることを予想していたのかもしれない。



ロータス「……予感はしてたのかい?」

ヘンリー「何となくだがな……お前はそれを伝えるために来たということか?」

ロータス「そうだ。 君に最も近しい『必要悪の教会』の人間という理由で交渉役に選ばれた……さて、
凍結命令の理由の説明は必要かな?」

ヘンリー「頼む。 私の予想とそう違わないと思うが」




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