過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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790: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/02/16(月) 00:31:54.43 ID:Hcrw1Q9i0

ロータス(しかし、普通の会話で話題にするようなことではないと思うんだけどね)



いくら『必要悪の教会』が戦闘を専門にする部署だとはいえ、『殺し』の話を堂々とすることはない。
作戦を立てる際に『どのように行動を起こせば相手を仕留められるのか』といったことは議論することはあっても、実際に仕留める際に『どのようにいたぶり殺すのが良いか』などといった話をするわけがないのだ。
最も重要なことは『相手を確実に始末する』ことであり、始末する方法の甲乙など無意味極まりないものである。


ところが『異端抹消』の人間達の大半が、相手を殺すことに対して何らかの優越感を持っているように見受けられる。
『必要悪の教会』の中で最も魔術師の殲滅に特化した組織なのだから、あり意味当然の傾向と言えるだろう。
だが、例えそうだとしても彼らが聖職者の身分であることには変わりない。
そのような者が快楽殺人者のような言動をするのは、果たして良いことなのかという疑問が残る。


いや、もしかしたら根本的に違うのかもしれない。
『異端抹消』という組織自体が、『そう言った人間達』を隔離することを目的として造られたのだとしたら――――



異端抹消1「あそこが目的地ですかな?」

ロータス「……えぇ、そうです」



気が付くと、少し遠い場所にある小高い丘の上に大きな赤茶色の建物が立っているのが見えた。




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