過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[saga sage]
2015/02/23(月) 01:37:27.54 ID:WTORoz2a0
想像以上に火の回りが早い。おそらく1時間と待たない内に、炎によりこの屋敷の全てが燃え落ちるだろう。
もはや一刻の猶予もないと判断したのか、ルーシーが二人の会話の間に割って入る。
ルーシー「ロータス。 さっさと本題に入ってはいかがかしら?」
ロータス「そうだね、ルーシーさん。 ……それにしても、君も残ったのかい?」
ルーシー「えぇ。 逃げようと思っても逃げ切れそうになさそうだし」
ロータス「……娘さんはどうしたのかな?」
ルーシー「地下に避難させてるわ。 ――――あの子達に手を出そうと言うのなら、相応の覚悟をしなくてはダメよ?」
ぞわっと、部屋にいる一同に悪寒が走る。
見た目は争い事を露とも知らない女性だというのに、今の彼女から発せられる圧迫感は、歴戦の魔術師をも気圧すものだった。
母親としての意地だろうか。少なくとも、数の優位性のみで勝利を確信するような生半可な考えでは、
間違いなく煮え湯を飲まされることになるだろうというとを否が応にも自覚させられた。
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