過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[saga sage]
2015/03/02(月) 00:18:10.75 ID:ZjxzuhUC0
ヘンリー「く、ハ、ァ……」
ルーシー「――――」
ドサッ!
ひとしきり血液を飲み終えたヘンリーは、ゆっくりと妻の首筋から口を離す。
ルーシーの体が、糸が切れたかのようにその場に崩れ落ちた。
彼女の首にはヘンリーの歯形がくっきりと残っており、その傷から血が滲み出ている。
その肢体からは先ほどまであったはずの生気が消え失せ、蝋のような青白い肌へと変貌していた。
完全に空気が凍り付いた空間。
行為が繰り広げられてから幾許かの時間が経ったが、ルーシーが起き上がる気配は微塵も感じられない。
それは当然のことだろう。彼女は既にこの世を去ってしまっているのだから。
力なく投げ出された四肢を見れば、経験のある者であれば直ぐに見抜けるだろう。
しかし今起きた出来事があまりにも非現実すぎて、ロータスはその事実を飲み込むことが出来なかった。
ロータス「ヘンリー、君は……」
自分の手で妻を殺した友人に声を震わせる。
それに対して妻を見下ろすヘンリーの顔には、感情のようなものは全く読み取れない。
その瞳はただのモノを見るかのようであり、無機質な灰色のガラス玉のようだった。
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