過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[saga sage]
2015/03/09(月) 00:07:45.09 ID:jx8hVfw80
瞼を擦っているフランを尻目に、レミリアは部屋に備え付けられた浴室へと足を運ぶ。
前日の入浴による湿気が漂う部屋の中で、壁に掛けられていたジメジメするタオルを手に取ると、
洗面台の蛇口を捻り、噴き出す水にタオルを浸す。高置水槽のためなのか、余り冷たくはなかった。
十分に水を吸わせたタオルを少女の非力な腕力で懸命に絞ると、それ持って妹の下へ急ぐ。
レミリア「ほら、フラン。 これで顔を拭きなさい」
フラン「ん……」ゴシゴシ
フランは手渡された濡れタオルを使って、思いっきり自分の顔を擦りあげた。
数秒ほどタオルが擦れる音が続くと、彼女は水で濡れた顔を露わにする。
そこには、先ほどまでのしょぼしょぼとした目付きではなく、ぱっちりと活気に満ちあふれた瞳があった。
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