過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[saga sage]
2015/03/09(月) 00:17:41.46 ID:jx8hVfw80
ローラ(この書物を回収できしことなれば、あれだけの被害を出そうとも損は無しというもの)
ローラは箱を撫でるように触りながら、微かに口角を釣り上げる。
彼女にとって、ロータスの妻がどのような感情を抱こうと余り意に介していない。
何故なら『ロータスの妻の心情』よりも『ヴォルデンベルクの手記』の方が遥かに重要だからである。
一個人の女性に齎される悲劇と、一冊のメモ帳が引き起こす世界規模の動乱。
どちらを容認するかと問われれば、圧倒的に前者であろう。
ローラ=スチュアートは、イギリス清教の頂点に位置する『最大主教』だ。
そして最も権力を持つ者であるが故に、時に非情な選択を迫られることがある。
例えば今回のように、たった一つの目的のために多大な犠牲を強いられる事態を彼女は何度も経験してきた。
だが、彼女は自身の決断によって犠牲になった者達に謝罪をしようと考えたことなど一度もない。
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