過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[saga sage]
2015/03/30(月) 00:19:04.38 ID:Xp3zhnRt0
レミリア(間に合うか……!?)ダッ!
このままでは閉じ込められる――――
そう判断したレミリアは全力で地面を蹴り、真上へと大きく跳び上がる。
それに対して蛇達は、『獲物』を逃すまいと素早い身のこなしで蜷局を巻き上げていく。
さながら自我を持っているかのような動きであるが、これらを操っているのは紛れもなく紫色の魔術師。
三本の水流を当時に、そして精密に操っている所に、彼女が持つ魔術の技量の片鱗を垣間見ることができる。
しかし今のレミリアにとって、その技術は厄介なことこの上ない代物だ。
まさかここまでとは――――彼女は心中で歯がみしながら水の管の中を突き進む。
そして三匹の蛇が己の頭で檻に封を施そうとする直前。針に糸を通すように彼女は穴を通り抜けた。
目下に残るのは巨大な水の柱。
それは大きく身を震わせたかと思うと見る見るうちに収縮し、やがて崩れ去った。
その直ぐ側には、鋭い目でこちらを睨みつけるパチュリーの姿。
あのまま閉じ込められていたらどうなっていたか。
考えたくもないが、間違いなく碌でもないことになっていただろう。
レミリアは首筋に僅かな冷や汗を流しながら地面に降り立った。
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