過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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◆A0cfz0tVgA
[sage saga]
2014/01/12(日) 23:06:51.27 ID:iXz+m7NH0
黄泉川「? どうしたんだい?」
咲夜はかごの中に入ったりんごをじっと見つめている。
白のベールがかけられたかごから漏れ出してくる甘い芳香。
立って離れているはずのこちら側にもその香りが漂ってきているようだ。
かごの至近距離に居る咲夜は、さぞかし濃厚で甘い香りを感じ取っていることだろう。
咲夜の喉からゴクリと唾を飲み込む音が聞こえたような気がした。
黄泉川「食べたいのかい?」
咲夜「! そ、そんなこと、ない、です……」
美鈴「遠慮しなくてもいいんだけどねー。 このりんごは咲夜ちゃんのものなんだから」
黄泉川「でも食べるには包丁が必要だね。 美鈴、看護婦に果物ナイフを持ってくるように言ってくれないかい?」
美鈴「わかりました」
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