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2013/12/30(月) 00:02:48.30 ID:n0p7IioG0
――白井農場・リビング
始「説明してくれ。どうして剣崎が女になったのか。
そして……どうして俺が、剣崎に対する闘争本能を抑えていられるのか」
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2013/12/30(月) 00:03:30.48 ID:n0p7IioG0
睦月「途中、ピーコックアンデッドが封印から解かれたりして大変でしたけど……」
始「そうだったのか……それであの時、アンデッドの気配を……」
広瀬「あの時は驚いたけど、当然よね。アンデッドはアンデッドの気配を察知できる。
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2013/12/30(月) 00:03:57.44 ID:n0p7IioG0
始「だが、まだ分からないことがある」
橘「何だ?」
始「何故剣崎は女になってしまったんだ」
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2013/12/30(月) 00:04:29.55 ID:n0p7IioG0
広瀬「特にクラブとハートのスートがいい結果を残していたの。
覚えてる?クラブのクイーンとハートのクイーン」
始「ああ。確かタイガーアンデッドとオーキッドアンデッドだったか」
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2013/12/30(月) 00:05:04.19 ID:n0p7IioG0
橘「もちろん、剣崎の安全を考えなかったわけではないが……
材料も決して入手が簡単なものばかりじゃなかった。
安全確認のために使い切るよりは、と思った結果だ」
睦月「期待してた効能は現れましたから、成功と言えばそうなんですけどね」
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2013/12/30(月) 00:05:32.60 ID:n0p7IioG0
――白井農場・庭
鋭い声とともに振り下ろされた竹刀が木の枝に吊り下げられた標的を打った。
背筋を伸ばし、表情を引き締めた長身の女性が剣道の鍛錬に励む様子を、
虎太郎は食い入るように見つめる。
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2013/12/30(月) 00:05:58.82 ID:n0p7IioG0
剣崎「虎太郎、俺だ」
虎太郎「え?」
剣崎「分かんないのか?お前、意外と薄情だったんだな」
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2013/12/30(月) 00:07:00.53 ID:n0p7IioG0
虎太郎「う〜ん、うぅ〜ん……」
剣崎「もういいから、家に入らないか?俺、お腹すいたよ」
虎太郎「ええー!ちょっと待ってよ、まだ思い出せてないんだから……
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2013/12/30(月) 00:07:30.82 ID:n0p7IioG0
――白井農場・リビング
ガチャ パタン
広瀬「はいはい、カレーね。……剣崎君のリクエスト聞くの、いつぶりだっけ」
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2013/12/30(月) 00:08:02.70 ID:n0p7IioG0
始「剣崎……」
剣崎「な、なんだよ、そんなに見つめてきて」
始「お前と俺は、もう触れ合うこともないんだと……そう自分に言い聞かせてきた。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/30(月) 00:08:35.70 ID:n0p7IioG0
広瀬「ごめん、カレーはまだまだできそうにないけど……待てる?
待てないならクッキーがあるから、ちょっとだけなら食べてもいいわよ」
橘「もらうとするか」キリッ
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