51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/30(月) 00:29:03.03 ID:n0p7IioG0
剣崎「もしそうなら、帰ってこれてよかったよ。
でないと、お前を人間のもとに残した意味がなかったからな」
始「そうだな……俺は無意識のうちに、お前の想いを踏みにじっていたんだろう。
許してくれ……」
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2013/12/30(月) 00:29:31.27 ID:n0p7IioG0
始「……そうか」
剣崎「そうそう。ふう、ごちそうさま」
虎太郎「僕もごちそうさまでした!いやあ、本当においしかったね!」
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2013/12/30(月) 00:30:00.86 ID:n0p7IioG0
広瀬「橘さんはどんな料理でもおいしいって言ってくれますから、
あんまり当てにならないんです」
橘「そんなことはない。俺はうまいと思ったものしかうまいと言わないからな」
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2013/12/30(月) 00:30:27.10 ID:n0p7IioG0
剣崎「いや、俺は――」
虎太郎「あ、また俺って言った」
剣崎「……私は、最後でいい。その方が時間を気にしないで入れるし」
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2013/12/30(月) 00:30:55.19 ID:n0p7IioG0
――しばらくして
橘「剣崎、次、お前で最後だ」
剣崎「はい。橘さんはもう寝るんですか?」
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2013/12/30(月) 00:31:22.13 ID:n0p7IioG0
――風呂場
剣崎はおそるおそるといった様子で着ているものを一枚ずつ脱いでいった。
この体になってしまったものは仕方がない、慣れておかなくては。
その思いからなるべく視線を逸らさないようにしようと努力するも、
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2013/12/30(月) 00:31:54.70 ID:n0p7IioG0
始「……いたのか」
わずかに目を見開いたものの、大した動揺も興奮も見受けられない始の様子は、
生殖を必要としない――ほぼイコールで性欲を持たないジョーカーゆえだろうか。
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2013/12/30(月) 00:32:25.47 ID:n0p7IioG0
剣崎「遠慮しなくていいから、入れよ。開けっ放しだと寒いだろ」
始「……そうか」
音を立てて扉が閉まると、脱衣所は少し窮屈な空間になった。
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2013/12/30(月) 00:32:52.61 ID:n0p7IioG0
剣崎「じゃあ……あったぞ。はい」
始「悪かったな。人間というのはこういう場面で気まずい思いをするんだろう」
剣崎「俺とお前とじゃあ、男同士だけどな」
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2013/12/30(月) 00:33:24.29 ID:n0p7IioG0
始「天音ちゃんと遥香さんにお前を会わせるには必要なことだからな」
剣崎「まあ、そうだけど」
始「それじゃあ、邪魔したな」
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2013/12/30(月) 00:33:59.96 ID:n0p7IioG0
〜よい子は見ちゃいけません〜
※よって音声のみでお送りします
剣崎「なんか、変な感じだよ。これをつけてるのって」
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