過去ログ - ミカサ「私が勝ったらエレンに近づかないで。二度と」
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◆tK49UmHkqg
[saga]
2013/12/30(月) 00:47:34.82 ID:uHVeT1zzo
立体機動訓練中――兵舎、書庫
ミカサ「」ソワソワソワソワ…
アニ「…」
ミカサ「」ビクン!ハッ…ソワソワソワソワ…
アニ「あのさ」
ミカナ「!…なに?」
アニ「その、ソワソワやめてくれる?」
ミカサ「仕方ない。エレンのことを考えたら、心配になって当然」
アニ「ホントにあんたは過保護だね」
ミカサ「エレンは私がいないと、死んでしまうかもしれない」
アニ「まぁ、死に急ぎ野郎だからね」
ミカサ「アニもそう思うのね。でも、心配していいのは、私だけ。アニは、ダメ」
アニ「はぁ…あんた、その過保護っぷりが、あいつを死に急ぎにしてるかもしれないって、ちっとは考えたことある?」
ミカサ「…え?」
アニ「自分は必ず誰かに守ってもらっている、困ったときは、まぁ、悔しいけど、あんたがそばにいて、なんでもしてやってる」
アニ「そんなエレンが、本当に危機感を感じることって、いったいどれだけあると思う?」
ミカサ「…わからない」
アニ「だろうね。あんたが、いつもそばにいて、危なくなる前にあいつを助けてまわっていたらさ」
アニ「あいつはなにが本当に危ないのか、とか、自分の限界とか、状況の危険性とか」
アニ「そう言う物を判断する力がどんどん弱くなって行っちゃうんじゃないの?」
アニ「いや、死にたがり野郎だから、もう十分弱いともいえるよね」
アニ「だいたい、あいつは自分になにかあったときに周りがどう思うかっていう想像力が欠けているのも問題だよ」
ミカサ「…アニ、つまり、エレンになにかあったときには、私のせいだと言いたいの?」
アニ「そうじゃないけどさ…。親鳥が、危ないからって言って、ひな鳥をずっと背負って飛んでいたら」
アニ「そのひな鳥は一生、飛び方をおぼえないんじゃない?」
アニ「正しい飛び方を覚えるときは、たとえ危険がともなっても、ときにはそれを見ているだけってときも必要だと思うよ」
ミカサ「…アニ」
アニ「なによ」
ミカサ「アニは、思っていたほど、イヤな女ではないのね」
アニ「なんか、とげのある言い方ね…」
ミカサ「ごめんなさい。今のは、本意ではなかった」
アニ「まぁ、いいけどさ。あんたにどんな風に思われていようが」
ミカサ「でも、エレンは私の物」
アニ「それは、エレンが決めることでしょう?」
ミカアニ「…」
教導官「貴様らー!私語ばっかしとらんで、とっとと課題を進めんか!」
ミカアニ「」ビクッ
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