過去ログ - ミカサ「私が勝ったらエレンに近づかないで。二度と」
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◆tK49UmHkqg
[saga]
2014/01/06(月) 21:42:12.30 ID:/EDXrIv0o
険しい山道―――エレン班
ミカサ「まずは野営地をきめる必要がある」
アニ「そうだね。川から遠くない位置に、良い場所があると良いんだけど」
エレン「おーい、お前ら、ちょっと待ってくれよ!」
ミカサ「エレン。私は今まで、エレンのためと思って、あなたを助けてきた」
ミカサ「でも、これからはあなたのために、少し厳しくしようと思う」
エレン「それは良いんだけどよ…この辺足場が悪くて…うわっ!」ズルッ
ミカサ「!」
アニ「エレン!」
エレン「っと…あ、危ねえ…」
ミカサ「…うぅ」
アニ「これは…心配だね」
アニ「ミカサ、あなたの荷物に、確かロープが入ってたよね」
ミカサ「…そう言えば。使おう」
アニ「うん」
エレン「なぁ、これって…」
アニ「これで大丈夫だね」
ミカサ「うん。これなら、すこし脚を滑らせても大丈夫。私とアニで支えられる」
エレン「…なんか、散歩されている犬の気分が分かるっていうか…」
ミカサ「いいえ、エレン。これはアンザイレンと言う登山方式。座学で習ったこと」
アニ「あたしが先頭を行く。最後尾はミカサに頼んで、滑落を防止する。エレンは、とにかくあたしに着いてきな」
エレン「…」
アニ「エレン?」
ミカサ「どうしたの、エレン?」
エレン「いや、その、二人とも、頼もしいな、と思って…」
ミカアニ「…」
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