過去ログ - ミカサ「私が勝ったらエレンに近づかないで。二度と」
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◆tK49UmHkqg
[saga]
2014/01/10(金) 01:55:13.77 ID:+yJVe1O8o
あたしは、あれから、ミカサに付き添ってもらって、エレンとアルミンに本当のことを話した。
エレンは、最初こそ、ブチ切れそうな顔だったけど、ミカサがいてくれたおかげか、最後まで話を聞いてくれた。
エレンもアルミンも、最後には、あたしを許してくれた。そして、家族になろうって、そう言ってくれた。
ライナーとベルトルトには、もうやめようって何度も説得をした。
ライナーは分かってくれて、今では調査兵団に配属されている。
ベルトルトは最後まで首を縦には振らずに、訓練兵団卒業後に、行方をくらました。
罪悪感にさいなまれた時期もあったけど、結局、それを慰めてくれたのは、ミカサやエレンたちだった。
エレンやミカサの当初の目的だった、ウォール・マリア内の地域と、生まれ育った街、シガンシナ区との奪回は、成功した。
エレンの住んでいた家の地下から見つかった文献は、今、ペトラと言う人が管理していて、巨人の解明に尽力している。
エレンの駆逐してやる!は、すこしばかりなりを潜めている。それと言うのも、街の奪回戦のさなかに負傷したエレン自身が
いきなり巨人化してしまったからだ。あたしのこともあってか、巨人もひとくくりにはできないな、なんてことを
言い出すくらいになった。
今、あたし達は調査兵団に所属している。
街を奪回したエレンが、言ってくれた。今度は、アニの故郷を探して取り戻さなきゃ、って。
それが、本当にうれしくて、あたしは、ずっとこいつらと一緒にいようって心に誓った。
ユミルとクリスタ、アルミンももちろん調査兵団だ。
アルミンが長を務める班は、現地の探索や解析力にたけていて、
あたしとミカサのいる、エレン率いるこの班は、戦闘特化。そのせいで、最近ではもっぱら
このメンバーでの調査派遣が通例になってしまった。あたしにとっては、うれしいことだけどさ。
うしろに続いている後輩たちとも、まぁ、なんとかうまくやっている。
だけどなにより、あたしには、こうしてミカサとエレンといろんなところに行って、いろんなものを見るのが楽しくって幸せだ。
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