過去ログ - ある勇者の旅立ち 少年「さぁ〜っいえっさぁ〜!」
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26: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2013/12/31(火) 06:47:49.49 ID:ZVXX3dQV0
兵士A「...手順で分からない事があったら...手つきが良いな」

少年「まぁ体格からか、細かい作業は楽です」カチャカチャ

兵士A「ついにミクロを自覚したか。自覚しても症状は治らないっと..」パチン
以下略



27: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2013/12/31(火) 06:49:18.06 ID:ZVXX3dQV0
―――

軍曹「射撃開始!」

パッ・パッ・パァッン
以下略



28: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2013/12/31(火) 06:50:15.44 ID:ZVXX3dQV0
軍曹「・・・おい、あいつは何を撃ってるんだ?」

兵士A「鳥...では無い筈ですが」

軍曹「...的に当たるまで続けさせろ」
以下略



29: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/01(水) 05:53:17.66 ID:5BAllIyI0
−−−

少年「ちょっと質問があるんですけど」

兵士A「なんだ寝る前にお伽噺の催促か」
以下略



30: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/01(水) 05:54:21.69 ID:5BAllIyI0
少年「魔族に対する訓練を...」

兵士A「お前、魔族を見たことあるのか?」

少年「いえ、ありません」
以下略



31: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/01(水) 05:55:40.16 ID:5BAllIyI0
兵士A「この世界は球形、毬のような形をしているんだ」

少年「玉乗りをしているみたいですね。でもそれだと、玉の頂点から離れると、終いには立っていられない事に...はっ! それが世界の果てなんですね」

兵士A「全く違う。それじゃ世界は一点に向かって坂道じゃねぇか」
以下略



32: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/01(水) 05:56:25.72 ID:5BAllIyI0
軍曹「なにやら面白そうな話をしているな」ノックノック

兵士A&少年「軍曹っ!」 ハネオキ キヲツケ

軍曹「そのままでは二人とも眠れまい、会議室に先にいってろ」
以下略



33: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/01(水) 05:57:07.38 ID:5BAllIyI0
兵士A「お前が変な事を聞くから..一体何をさせられるのか」

少年「すいませぇん」ハンセイ

軍曹「待たせたな」
以下略



34: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/01(水) 05:57:56.36 ID:5BAllIyI0
軍曹「それで。世界の形の話をしていた気がするが」

少年「兵士Aさんは世界が球形だと言うんです」

兵士A「少年は世界が平面だと」
以下略



35: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/01(水) 05:58:57.02 ID:5BAllIyI0
少年「えっと所謂『薄明の刻』ですね。『光は峰の頂を剣へと変え、素早く闇を切り払う。されど白刃は麓に近づくと営みを知り、歩みを緩め温もりを人々に与える』...」

軍曹「アレを知っているなら話は早い。吟じた一文にもあるとおり、山肌を移動する『光と闇の境界線』の移動速度は、高度によって違いが生じる。この速度の違いが、世界が球形であることの証明になる」

少年「?」
以下略



36: ◆bPl75AC.O43x[saga]
2014/01/01(水) 05:59:38.32 ID:5BAllIyI0
軍曹「いきなりすぎたか、順を追って話そう。
太陽が地平線の下に隠れていれば夜だし、逆なら昼だから、光と闇の境界線を作り出すのは地平線だ」

軍曹「これを踏まえて、世界が平面なら地平線は同一。これは良いか?」

以下略



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