13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:12:39.13 ID:6yBCWbRi0
我那覇響の家族の一人であり、最も彼女が行動を共にするペット。
異常な幻視体験に見舞われつつも、ある程度面識のある存在との接触に、貴音の思考は冷静さを取り戻しつつあった。
「……先程も、ハム蔵殿が?」
『俺だけじゃないぜ。俺たちの総意としてのアレだ』
ふと瞬きをすると、白い炎が増えていた。
その形はどれも響の家族たちと一致している。
そして彼らの誰もが、その赤い瞳でこちらを見据えていた。
「…………」
息をのむ。増えただけじゃない、明らかに重圧が増す。
ずしりと腹の底が重くなった。
『ああ、別に取って食おうとか、そういう話じゃないんだ』
気配とは裏腹に、気さくにハムスターは告げる。
『ただアンタがどうしてここを訪れたのか。それを教えてくれよ』
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