過去ログ - 響「secret share」
1- 20
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:12:39.13 ID:6yBCWbRi0

我那覇響の家族の一人であり、最も彼女が行動を共にするペット。
異常な幻視体験に見舞われつつも、ある程度面識のある存在との接触に、貴音の思考は冷静さを取り戻しつつあった。

「……先程も、ハム蔵殿が?」

『俺だけじゃないぜ。俺たちの総意としてのアレだ』

ふと瞬きをすると、白い炎が増えていた。
その形はどれも響の家族たちと一致している。
そして彼らの誰もが、その赤い瞳でこちらを見据えていた。

「…………」

息をのむ。増えただけじゃない、明らかに重圧が増す。
ずしりと腹の底が重くなった。

『ああ、別に取って食おうとか、そういう話じゃないんだ』

気配とは裏腹に、気さくにハムスターは告げる。

『ただアンタがどうしてここを訪れたのか。それを教えてくれよ』



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
54Res/28.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice