8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/31(火) 03:05:48.62 ID:6yBCWbRi0
「えっ……」
果てのない白。穢れのない白。澱みのない白。
世界から、切り離されたような感覚――。
「…………」
身動きが取れない。何かに縛られたように身体は動かず、地に縫いつけられたかのように足も動かず。
(こ、れは……?)
瞬きをすると、目の前に白い炎があることに気付いた。
この世界の白よりも白く、音もなく燃え盛る『それ』は、赤い両眼でこちらを見据えている。
大きい。貴音と同等か、それより少し小さいくらいの『それ』は、ゆらめく炎によってある輪郭を形作っている。
まるで、白い炎でできた――
54Res/28.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。