過去ログ - 【オリジナル】Re.乙女合体ガチユリダー
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22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga sage]
2014/01/15(水) 04:36:05.94 ID:v3oHo07AO

 ただ常軌を逸した事態であることよりも、このままでは危ないという漠然とした危機感よりも……

琴主「なんで……何でなの正純!!」

 あの少女に一瞬でも、あの子の面影を見てしまった私には……どうしようもない違和感が私をその光景に縫いつけていた。

 その時、私の耳に一瞬だけ強いノイズがはしった。

『《ガガガ》…は、全て……ねぇ♪《ガガッ》』

琴主「いっ……!?」

『《ガガッ》……はろーう、交ちゃん今朝振りねぇ♪』

 誰もいないのに、耳に通信危機特有の少しくぐもった声が聞こえてきた。
 でも聞こえたのはマイクの向こうからでもわかる……というか聞き覚えのある、人を食ったような調子の外れた明るい声。

琴主「け、今朝の変質者!?」

『変質者!?』

 なにを心外な、とでも言いたげな声が帰ってきた。
 しかし、流石に相手は大人と言うべきか……こほんと咳払いして気を取り直し彼女は話を続けた。

綾乃『自己紹介がまだだったわねぇ、可能性軸運用開発局、P.A.U.R.(パウル)の司令官をやっています、綾乃・清泉(あやの・きよみ)というものよん♪』

琴主「は、はぁ……」

 名乗るとよけいに胡散臭い……そんな組織見たことも聞いたこともなかった。
 だいたい司令官って軍隊? そんな立場の人が朝も早くに女の子を追い回してるような組織って時点で胡散臭い。
 しかし、彼女……綾乃は、今朝とは違う真剣な声で言った。

綾乃『私は貴女を誘導しに今声をかけているのよ……ええ、まつりちゃんには悪いけど頼むわ。貴女も、あの戦闘機に乗って戦ってほしいのよ』

琴主「……な、なぁっ!?」


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