19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/08(水) 23:56:05.85 ID:6hyFN+n90
土御門「吸血鬼って、覚えてるかにゃー?」
ステイル「………覚えてるもなにも、つい一ヶ月ほど前に、それ絡みの事件とご対面したところだよ。
どうかしたのか?」
吸血鬼が。
それだけ付け加えると、
僕は思考の海へと深く潜り込んだ。
だが、しんかい6500並みの続く言葉で、意識は少しずつ標高を取り戻していった。
土御門「昔、ある道具によって吸血鬼となった男がいてにゃー。
それだけだったら特段大した話でもないんだが……
この男の書いたノートが、今だ呪いを振りまくという都市伝説的なものがあるんだぜい。」
ステイル「僕たちオカルト側の人間が、都市伝説なんて呼び方してどうする。
それにそれだけか?
知るものを知ってしまった身だけに、馬鹿馬鹿しいと言いきって切り捨てることはできないのだけどね。」
土御門「まちなよまちなよ。
それを読むと、極楽浄土へ往生できるとか……」
ステイル「言ってしまおう。馬鹿馬鹿しい。
まず極楽浄土だなんて東洋の仏教の考え方じゃないか。
まず読んだだけでそんな素晴らしいお花畑に行けたなら、誰だって苦労なんてしないさ。」
土御門「そう。そこなんだよにゃー。
勿論、それは手段の書かれたノートということになるだろう。
ぞんざいに暗示だとかいう形式にしていておいてくれれば、読んで行けなかった。それで終わりなんだけれど。
手段なら、どんな方法が書かれていたとしても、実行しちまう狂信者がいるならそれはすごく厄介な話になるんだぜい。
ステイル。」
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