過去ログ - 上条「２２番勝負？」アレイスター「勝ち抜け、幻想殺し」 -SS速報VIP

過去ログ - 上条「２２番勝負？」アレイスター「勝ち抜け、幻想殺し」

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124:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 17:52:11.15 ID:RSJT0R6d0

「最初はな、途中で諦めてもらうつもりだった」

「おいおい、俺を返さないってことかよ」

125:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 17:52:55.62 ID:RSJT0R6d0
「『死』ぬ条件は、心をすり減らしきること。
　君は本来、１６～１９番目の君が散々殺されたあそこで心をすり減らしきって『死』ぬはずだったんだ」

「すり減らしきるっていうのは？」

以下略

126:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 17:55:33.88 ID:RSJT0R6d0
「一方通行と未元物質。『虚数学区』と『ドラゴン』。綿密なプランを練り、慎重に進めてきたのにもかかわらず右方のフィアンマや浜面仕上に無茶苦茶にされてしまってね。それに加えて隻眼のオティヌスとグレムリン達の暗躍によりどうにもならなくなってしまった。
　もはや私が思い描いた絵からは大きく外れ、下手に動いたらプランがどうなるかわからない状態になってしまってね」

「お前もそんなことあるんだな」

以下略

127:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 17:56:56.41 ID:RSJT0R6d0
「ああ。今から私は、君を殺そう。例え何度立ち向かっても、越えられない壁としてね」

「じゃあ俺はおまえを倒すよ。例え何度阻まれようと、立ち向かうヒーローとしてな」

アレイスターの片手に、いつのまにかねじくれた銀の杖が現れる。

以下略

128:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 17:59:42.96 ID:RSJT0R6d0
右手を上に振り上げた。

コンマ１秒も経たずに、空から数千、いや数万数億の光条が降り注ぐ。

地面を穿ち、無数の穴をあけた光の槍は、しかし右腕によって彼の身体に降り注いだであろうものだけ全てが殺されていた。

以下略

129:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 18:00:30.12 ID:RSJT0R6d0
気付けば、光の槍は止んでいた。

代わりに。

以下略

130:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 18:01:23.17 ID:RSJT0R6d0
「今までの戦闘で学習済みだ。ただ右手を出しただけじゃ、衝撃には負ける。こっちも完璧なタイミングでぶん殴ってやれば完全に相殺できるけどな！」

「それをするには音速にも迫る攻撃を完全に予測しなければならないがね」

以下略

131:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 18:02:04.80 ID:RSJT0R6d0
（……消えないか）

だがレーザーは止まらない。かろうじて防ぐ事は出来るが、このままだと押し込まれてしまうだろう。

以下略

132:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 18:03:16.55 ID:RSJT0R6d0
再び、前へ。

アイツの姿が、すぐ前に迫る。

あと、目算４メートル。跳べば十分届く距離。

以下略

133:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 18:04:05.57 ID:RSJT0R6d0
「……瞬間移動か。ヲイヲイ、上条さんは移動手段は徒歩、ダッシュ、ジャンプしかないんだぜ？」

「私はそれに空を飛ぶと瞬間移動を付けくわえただけだがね」

以下略

134:つつ ◆zvA12.hrTE[saga]
2014/01/12(日) 18:04:39.47 ID:RSJT0R6d0
現状、俺に瞬間移動をされた場合の対抗策はない。

なんたって俺に攻撃してくる訳じゃない。ただ自分の位置が変わるだけ。

幻想殺しで殺せるのは、この右手の届く距離の中だけ。到底アレイスターには届かない？

以下略

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