4: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2014/01/01(水) 00:03:28.13 ID:kz9V6dwxo
「………怜」
清水谷竜華は、その震える手を、園城寺怜の手に伸ばした。
「り、竜華…?」
突如として雰囲気の変わった竜華に、
怜の目には驚きや戸惑いといった色が浮かぶが、
どこか焦った風にも見える竜華には、そんな怜の変化に気付くことはなかった。
「ずっと……言いたかった」
「……な、何を…?」
竜華の長く美しい髪が揺れ、
その狭間に存在する唇が薄く開く。
流れゆく美しい髪の毛に怜が見とれているうちに、
竜華は静かに呟いた。
「……あ、愛してる、怜」
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