過去ログ - モバP「Happy New Year, Happy Birthday」
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6: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/01(水) 06:13:55.75 ID:EfrQsPtno
「それに、いい加減俺の理性も持ちそうにないしな」

『理性、ですか？』

「ああ、いや。こっちの話」

　そういうと、Pさんは少しばつの悪そうな顔をして、苦笑します。また、社長さんに何か言われたのかな、と思いますが、あまり深くは追及はしません。

　きっと、アイドルとプロデューサーでの恋愛なんて、ご法度なのでしょう。……まあ、それでも私は、Pさんのことが大好きです。それは変わりませんねっ♪

「とりあえず、行こう。もうすぐ日付も変わる」

『そうですねっ』

　私とPさんは、顔を見合わせると少し笑い、そのまま石段を登り始めます。合わせて二十段もない、小さな石段ですが、Pさんと登るとその段数以上に、とても短く感じます。

　やはり好きな人と一緒に何かをすると、時間は短く感じます。出会ってから二度目の冬を迎えていますが、今までの時間はとても、とても早く過ぎたように思います。


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