11: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/01(水) 23:41:51.97 ID:a9ZPEh6eo
そこまで語って、彼は話をやめた。
ただわたしのことを見ている。
彼の無関係な話がなにか良い方向に働いたのか、わたしの虚脱感はいつの間にか、薄れていた。
十数回の呼吸をしてから明確な発音で、
「ありがとう」と伝える。
救われた、というのは大げさだけど、それに近いなにかを感じた。
男は最初に見せた表情よりもっと困った顔をして、「え、ええ」と返した。
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