過去ログ - 江ノ島「オマエラに最高の絶望を……」春香「ん?なんだろうこれ……」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/02(木) 16:51:07.49 ID:lUDlQDBw0
同じくビルの立ち並ぶところで、彼は怒号を上げた。
「みっともない! 15というその年齢で髪を金髪に染め上げるなど……母親からは何も言われないのか!!」
「ママは何にもいわないの。だからオッケーだよ! あはっ☆」
「あはっ☆ ではないわ!! 今すぐに元の色に……」
「この人うるさいの」
石丸の声よりも大きな金属音が響き渡る。ぴたりと会話を止めた美希と石丸に襲い掛かってくるのは、巨大な二本足で歩く、白と黒の球体のようなもの。
「……なんだこれは!!」
「逃げるが勝ちなの! いこ!」
気が付けば美希は立ち尽くす石丸の手を引き走り出していた。青い顔をしながらも、彼は必死で美希の走りについてきている。
「ミキ、速いでしょ?」
「そ、そうだな。この状況で臨機応変に対応できる……星井君、君は大したものだ」
「ほめられるのは嫌いじゃないの!」
あの機械は体が重いのか、歩くのが遅い。だが、四方八方に熱光線を放ち、周囲のビルを崩壊させていく。
あえて彼らを狙わないのは、いつ殺されるかわからない恐怖を植え付けさせるためだ。
「どのようにして状況を打破するのだ? 見たところ機械であるあいつには、スタミナが切れることはないと思うが」
「すぐにミキ達は疲れちゃうもんね。何か武器とかは持ってないの?」
「銃刀法違反という言葉を知らないのか! 持っているわけないだろう!」
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