過去ログ - 江ノ島「オマエラに最高の絶望を……」春香「ん?なんだろうこれ……」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/02(木) 17:16:57.04 ID:lUDlQDBw0
「ということは、つまり?」
「そう、真美は、13歳にして、中学生アイドルなのだよ! キリッ!」
なるほど、こいつは馬鹿だ、とセレスは思った。いろいろなところで使えそうである。
「セレちんはどうしてここに?」
「せ、セレちん……まあいいでしょう。わたくしもわかりませんわ。気が付いたらここにいた、というような状況です」
「真美もそういう感じっぽいよ」
「そうですか……なんとなくそうだとは思っていましたが、まさか本当にそうとは……」
セレスはぐるりと室内を歩き回る。扉は開かない。窓も完全に閉ざされている。
「はあ、密室、ですか」
「脱出ゲームだね!」
「いえ、恐らく違うでしょう。この鍵を開けるためには……」
セレスは壁の向こう側をにらみつける。真美はそのセレスの目に、恐怖を感じた。
「わかっていますよ? いるのでしょう?」
「……いる?」
「真美さん、何か武器になりそうなものは持っていらして?」
真美はゆるく首を横に振った。
「そうですか……ならば」
セレスは近くにあった引き出しの棚を開けた。その中から、凶器になりそうなものを、真美に向かって床を滑らすように投げる。
真美はそれをあわてずに足で止めると、拾った。
「……これ、剣?」
「脱出ゲームを御存じならわかるはずです。手に入れたアイテムをどうするべきか……」
「いろんなところで使いまくるんだね!」
「そして、あれをやっつけてください」
セレスが壁の向こうを指さすと、そこから黒い煙のようなものが噴き出てきた。
煙は集まり固体になり、一つの人のようなものを生み出す。
「ぎゃあ!! お化け!!」
「真美さん、やっていただけますか?」
「……ちょっと、怖いけど……」
真美は剣の柄を、汗ばんできた手でしっかりと握った。
「やってみる!!」
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